dods’ blog - 今と昔のノートブック

今の記録は情報提供。昔の記憶は話題提供。気ままに記します。

3月に入るも寒雨が続く中、聞き惚れる2曲

3月に入ってもまだ寒い当地。昨日から雨模様が続いてます。今朝も傘をさしての出勤。するといつもの電車は人身事故で運休。次の電車まで20分以上待つことに。

 

iPod touch を出すも、いつもなら通勤時に聞くことにしている podcast の英語放送も、今朝は聞く気にもなれず。その代り、ミュージックに入っている曲から雨関係の歌を選んで聴いてました。

 

1曲目。尾崎亜美。「初恋の通り雨」。

 

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巡り合わせ次第では誰にでも起こりえる、劇的な恋の瞬間をとても上手に表わした曲。しかも、本人たちの恋は一瞬で終わり。同様の事を繰り返す恋人たちへのエールでこの歌はエンディングを迎えます。

 

尾崎亜美は「あなたはショッキング シャイン」で高校時代に知りました。でも曲をしったのは学生となってから。ある程度自由に音楽の聴き、借り、購入しが許さるようになって以降に発掘しました。

 

ところが、いま聴いても、40年以上前の作品とはとても思えない新鮮な作品。多分、松任谷正隆始め、このアルバムに集まったスタッフの質の高さがその理由でしょう。

 

ところで、かつての iPod の代わりに自分が使う iPod touch。事情通の方はご存じでしょうが、iPhone ユーザーが開く画面と iPod touch の画面と瓜二つ。自宅の wifi で活用している自分には、できないのは屋外での電話とネット接続くらい。

 

そんなわけで(どんなわけ?)今日は仕事帰りにも、自分の my music(変な表現でした...)でもう1曲、雨関係の歌を探し、見つけ、聴いてました。その曲とは「どうぞこのまま」。以前のブログで、ボサノバ Jpop の金字塔の一曲とまで紹介した歌です。

 

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 dods.hatenablog.com

ひさしぶりに歌を聴き、歌詞を追う中で、ある特徴的なことに気づきました。ブログにあげた2年前の自分はそれに気づかず、いい歌はいくら聞き返しても新たな発見があるものだと今日つくづく感じました。

 

ある特徴的なことというのは、言葉で言ってしまうと簡単で、この歌は叙情に勝るリアル感が生命線となっている、ということです。歌詞のいたるところでそれは感じられるのですが、たとえばこの部分。

 

それは ばかげたあこがれか

気まぐれな 恋だとしても

雨は きっと降り続く

くもりガラスをたたく 雨の音かぞえながら

 

「あこがれ」「気まぐれな恋」は自信なげな叙情の領域。でも、降り続く雨、曇りガラスをたたく雨の音は、それらを望ましいと思う二人の状況と相まって、この場のリアル感を醸し出すとともに、二人の物語に強力な磁場を与える道具なっています。

 

「どうぞこのまま」が1976年、「初恋の通り雨」が1977年。どちらも完成度の高い曲なのですが、曲調はまるで違う。良い悪いではなく、何かこの辺りにJポップ界、というか日本の音楽事情、もしかすると文化事情に一大転機が訪れたのでは、と思えなくもありません。