dods’ blog - 今と昔のノートブック

今の記録は情報提供。昔の記憶は話題提供。気ままに記します。

Haruki Murakami の Men Without Women を読み始める

Men Without Women: Stories

Men Without Women: Stories

 

村上春樹の短編集「女のいない男たち」を読み始めています。2014年4月初版だから、4年越しですね。村上作品の新作を読むのは自分とって大きなイベントなのですが、常にタイムラグが伴ってしまいます。その理由については前に次の記事で触れました。

 

村上春樹を英訳本でしか読まなくなったことについて

 

2017年に英訳が出版され、そのぺーバーバック版がこの春発売され、早速アマゾンでし、すぐ読み始めたいものの、先に読んでいる洋書を片付けねば...といった周辺事情を片付け、いよいよ先週から読み始めました。

 

最初のストーリーのタイトル、Drive My Car(原題「ドライブ・マイ・カー」) を知ってビックリ。つい最近、このタイトル、というか、ビートルズのこの歌について、次の記事で触れたばかりだったからです。不思議な縁を感じてしまいました。

 

サウジアラビアとビートルズ

 

この話は、短編集の冒頭を飾るストーリーとしてとてもいい。特に、60代(だったかな?)の個性派男優が雇った若い女性ドライバーと交わすストイックな会話が最高。なんと彼女は「羊をめぐる冒険」で登場の Junitakicho 出身。

 

あれこれ調べると、彼女が十二滝町出身に落ちつくまでにはひと悶着あったようです(村上春樹の新作短編集「タバコポイ捨て」表現で抗議受けた箇所はどうなった?を参照)。この抗議もどうかと思いますが、十二滝町の再登場には拍手喝采。

  

2編目の Yesterday は、まだ途中までしか読んでませんが、例えば「ノルウェイの森」だとキズキと直子とワタナベトオルの関係を彷彿とさせる、村上春樹の思春期回想モチーフの一つを、卑近な感じで展開されているみたいで、ちょっと物足りないです。

 

とは言うものの、この Yesterday に登場する Kitaru の人物造形の面白さは格別で、さすがは Haruki Murakami といったところ。全部読んだら、また記事にするかもしれません。