dods’ blog - 今と昔のノートブック

今の記録は情報提供。昔の記憶は話題提供。気ままに記します。

セレンディピティ

いつものように掃除の日曜日。昼前には雨が降り始め、それからは窓が開けられず不便でした。

 

やっぱりいつものように、掃除の最中は録っておいた英語放送のpodcastを聴いてました。今日おもしろかったのは、以前も取り上げましたが、米国VOAが毎日配信する、 Learning English Broadcastという番組の土曜日版。

 

こちらでは日曜10:30頃の配信になるのですが、その中のWords and Their Storiesというコーナーがなかなか勉強になります。今回は serendipity (思いもよらぬ幸運)という単語について。

 

このセレンディピティ。聞いたことはありました。確か映画かドラマのタイトルにも使われていたようなという記憶も(2001年米映画でした)。でも正確な意味は把握してなく、この放送はとても勉強になりました。

 

 Some words sound beautiful but have ugly meanings.

...

On the other hand, there are words such as "serendipity."

Serendipity sounds beautiful and is fun to say. The adjective form of the word is even more fun to say -- "serendipitous"!

(美しく響く言葉が醜い意味を持つなんてことがあります。

...

一方で、「セレンディピティ」のような言葉もあります。

音もきれいでつい口にしたくなる。形容詞形「セレンディピチョス」だともっとそう!)

 

 この感覚は正直言って分かりませんが、何かこの言葉、ちょうど日本語のカタカナ言葉みたいに、異国風で有難い感じを与えるのでしょうか。以前読んだ柳父章氏の著作ではこれを「カセット効果」と呼んでいたことを思い出しました。

 

セレンディップというのはスリランカの昔の呼び名で、1500年以上も前にアラビア語に入ったとか。南アジアと交易を始めたアラブ人の貿易商が使い始めたと考えられているそうです。

 

英語として最初に記録されたのは18世紀とのこと。Merriam-Webster’s の電子版辞書によると、ウォルポールという英国人作家の手紙にこの言葉が見られるそうです。

 

友人に宛てた手紙によると、ペルシャのお話「セレンディップの3人の王子」を発見し、これはまさに「セレンディピティ」と呼ぶにふさわしいと本人が言い出したのが始まりとのことです。

 

そんな風に言葉が生まれるのも不思議な感じですが、肝心の「セレンディップの3人の王子」のお話は、主人公たちが本来は探していなかったものを偶然から次々と発見をしてゆくストーリーとのこと。

 

しかも、辞書によるとウォルポールが記憶していた話は正確ではなかったそうです。「でもその記憶のおかげで、セレンディピティという言葉には今日私たちが知る意味が確かに与えられました」というから、まあ、めでたしめでたし。