dods’ blog - 今と昔のノートブック

今の記録は情報提供。昔の記憶は話題提供。気ままに記します。

Kazuo Ishiguroと言えばやはりNever Let Me Go

仕事から帰って、付けたテレビが今年のノーベル文学賞はKazuo Ishiguroと報じていました。自分としては村上春樹受賞に匹敵する朗報。”Never Let Me Go”で、あいまいなオープニングが読み進めると中盤から衝撃的なストーリーに転じていくスリル、あの体験を昨日のことのように思い出します。 

Never Let Me Go

Never Let Me Go

 

 あまりにも面白かったので、当時は翻訳前にもかかわらず、英語が読める同僚に勧めまくりました。その後は映画化され、日本でもドラマ化されたことは御承知の通り(あれ以来、綾瀬はるかのファン)。「わたしを離さないで」の世界は今でも自分の頭の片隅からなかなか消せません。

”Never Let Me Go”に次ぐと思われる作品もちょっと紹介させてください。自分にとってそれは”When We Were Orphans”(「わたしたちが孤児だったころ」)。話の中核を占める第2次大戦前の上海を舞台にしたストーリーは読み始めると目を離せませんでした。 

When We Were Orphans

When We Were Orphans

 

 それと比べると最新長編の”The Buried Giant"(「忘れたれた巨人」)は、深淵で不可思議な中世世界を自分なりに堪能したつもりですが、一部始終を英語で味わうにはハイレベルすぎたというのが正直なところ。翻訳でじっくりと読もう、と思ってまだ読めず。 

The Buried Giant (English Edition)

The Buried Giant (English Edition)

なんだかAmazonサイトでKazuo Ishigoro作品を宣伝する構図となってしまいましたが、今日は特別。それでも良しとしましょう。改めてカズオ・イシグロ様、ノーベル文学賞受賞おめでとうございます。