dods’ blog - 今と昔のノートブック

今の記録は情報提供。昔の記憶は話題提供。気ままに記します。

どうしたエクセル! 条件付き書式で不可思議な事態

ディープなエクセルユーザーはご存じでしょうが、エクセルには「条件付き書式」という機能があります。決まった以上の数値(距離でも値段でも時刻でもいいのですが)が入力されると、赤字になったりして注意喚起させる、などが基本的な使い方です。

 あまり高度な使い方は自分には無理でも、この機能にセルの入力内容を判断させる数式を絡めたくなります。今日も、持ち帰り仕事で70人近くの勤務予定表一覧を作りながら、出張先の入力をなんとか簡単に処理できないか、あれこれ考えました。

 でもそれが本題ではありません。仕事を進めていて、どうしたエクセル!と思える現象に遭遇し、それを報告したくて書き始めました。簡単にいえばエクセルの根幹(のはずの)絶対参照と相対参照がここでは通用しない、というか真逆になっているのです。

 なので以下の段取りについての部分は読み飛ばしていただいて結構です。エクセルに貫かれているはずの参照のシステムが条件付き書式では崩壊している実態が気になる方だけ、ぜひお読みください。

 勤務予定表と出張先一覧はこんな風に作るとします。勤務予定表で「出張」と入力された人と日を、出張先一覧のなかで色を付けて表示させて、「ここに出張先を入力せよ」みたいなことを条件付き書式の機能で果たすための段取りを考えました。

f:id:dods:20170722235228p:plain

カーソルをセルJ4に

リボン「ホーム」の条件付き書式をクリック

新しいルールをクリック

「数式を使用して、書式設定するセルを設定」をクリック

「次の数式を満たす場合に値を書式設定(O)」の下に次を入力

=D4="出張"

「書式(F)」をクリック

塗りつぶしタブをクリック

色見本から好みの色をクリック

OKをクリック

もう一回OKをクリック

f:id:dods:20170722235408p:plain

これでセルJ4については条件付き書式ができました。あとは同じ条件を10人3日分にコピーすれば完成です。絶対参照、相対参照に気をつけなきゃ、とちょっと緊張ぎみに入力した数式などの修正に入ります。

 カーソルをセルJ4に

リボン「ホーム」の条件付き書式をクリック

ルールの管理をクリック

「適用先」に$J$4と表示されているので絶対参照をあらわす$を削除

「適用」をクリック

 ところが、「適用先」の表示は$j$4に戻ってしまいます。仕方がないので、腑に落ちないながらOKをクリックして、書式の貼付けに入ります。

 カーソルをセルJ4にし、コピー

セルJ4:L13を範囲指定

リボン「ホーム」の「貼り付け」の下の▼をクリック

「形式を選択して貼り付け」をクリック

書式横のラジオボタンをクリック

OKをクリック

f:id:dods:20170722235633p:plain

これで「出張」の入力のあった人と日のセルがキレイに色付けされました。そして、念のためにセルL13にカーソルを合わせ、条件付き書式のルールの管理を覗くと、その適用先を見て唖然としました。

 =$J$4:$L$13

 と表示されているのです。ではこのセルで数式はどうなっているのか知りたくて、「ルールの編集」をクリックし、「次の数式を満たす場合に値を書式設定(O)」の下を見ると、D4で入力した式と全く同じ、

 =D4="出張"

 になってます。そんなはずはない。=F13=”出張”となっているはずなのだが。ついでに、条件付き書式を入力したJ4にカーソルを合わせ、条件付き書式のルールの管理を覗くと、適用先が

 =$J$4:$L$13

 に変わっていました。ここまできて、私にはこの条件付き書式における「数式」と「適用先」の仕様がまったく理解不能となってしまいました。

唯一の救いは、直感的に進めた段取りでやりたいことはできているという事実。ここら辺の事情に詳しい方、ぜひアドバイスをお願いします。