dods’ blog - 今と昔のノートブック

今の記録は情報提供。昔の記憶は話題提供。気ままに記します。

米政府のパリ協定「離脱」表明について

日曜日なのでいつものように家の掃除をしながらpodcastに配信された最近のニュースなどを聞いてました。朝方のロンドンでのテロは間に合わず、話題の多くはトランプ大統領が1日発表したパリ協定「離脱」について。

ひどい話だとは思うものの、ここでは政治解説はしません(できません)。そうではなく、「離脱」にどういう言葉が充てられていたかをちょっと紹介します。

というのも、日本ではほとんど例外なくパリ協定「離脱」なのですが、英語のニュースには結構いろいろな表現があるようで、podcastを聞いただけでも、離脱するの意味の

withdraw

や、その名詞

withdrawal

は確かに多いのですが、もっとカンタンに

 pull (例えば to pull the United States from the Paris climate accord)

などとも言っていました。

では英語系サイトではどんな表現になっているか調べると、こんなのもありました。

to leave the Paris climate accord(CNN, New York Times)

Trump's exit from the Paris climate accord(yahoo! News

the US got out of a club(BBC

など。

日本語は表現が豊かだなどと言われますが、この「離脱」に関する限り変化に乏しい。なぜか。

それは、政治や経済のような「お固い」分野を語るときは漢字熟語の術語が定着していて、それを別の言葉で言いかえる文化がまだ発達していないから、と考えます。

「トランプ大統領、パリ協定から離れる」でもいいと思うのですが、そんな見出しでは品位に関わるなどと頭の「お固い」報道関係の方たちは思うのでしょう。

話は変わりますが、この離脱表明に対して各国からは予想通り失望が表明されています。日本も珍しく米国にストレートに言っている感じですね。

なかでもフランス大統領になったばかりのマクロンさんは、例外な対応だそうですが英語で反対のスピーチをしています。言葉の調子は厳しいけど、決して「お固い」言葉使いではありません。

"I tell you firmly tonight: We will not renegotiate a less ambitious accord. There is no way. Don't be mistaken on climate; there is no plan B because there is no planet B."

(今夜ハッキリと伝えたい。再交渉で野心に欠く合意などする気はないと。帰り道はない。気候問題でミスはできない。プランBはない。地球Bがないように。)

 www.bbc.com