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dods’ blog - 今と昔のノートブック

今の記録は情報提供。昔の記憶は話題提供。気ままに記します。

NHK高校講座「政治・経済」が民主主義を鮮やかに説明

夜の時間帯、買い物やら何やらの行き帰り、カーラジオを聞くことが多い。ニュース以外でよく聞くのはTOKYO FMの「TIME LINE」とJ-WAVEの「JAM THE WORLD」。あと寝る前にTBSの「荻上チキ・Session-22」も。平日の夜のラジオは報道系が充実。

でも今日は土曜日。いつも聞いているのはNHK第2のNHK高校講座。17:30始まりの「古典」も魅力いっぱいなのでいつか話題にしたいです。でも今日は、その後17:50に始まった「政治・経済」の話。

NHK高校講座 | 政治・経済

ちょっと調べたら、高校の「政治・経済」は政治、経済、現代社会の諸課題の順でどの教科書も進むようです。今日の放送はまさしく政治分野で、それも内容は4月いの一番にふさわしい「民主主義の成立」。

20分の番組でしたがかなり凝縮された内容。それに番組構成も見事。最初は高校生役の子が近所の中学生に尋ねられた「どうして多数決は守らなければいけないの?」に答えられなかった、という問題提起から。

その答えはずばり「多数決という手続きを自分たちが正当と決めたことだから」。民主主義の性格として正当性の裏付けを冒頭に持ってきました。

続いてリンカーンの government of the people, by the people, for the people がロックなどの社会契約説をコンパクトに言った言葉であるとか、ロックの抵抗権の考えが18世紀後半の市民革命と憲法制定につながってゆくとか、その制度化にモンテスキューの唱えた権力分立が重要な役割を果たしたなど、民主主義の骨格を見事に説明してました。

高校時代、3年の政経の授業は案外面白かった記憶、共通一次政経で受験したような記憶があります。でもハッキリ言って高校生の自分にはうわべだけの理解で、自分が生きる社会との接点を学んだという記憶はなし。

その後、大学で学び、就職し、社会生活を送ってきて、歴史とか原理に立ち戻って社会について考えたくなることがあります。正確には最近の政治情勢のなかそれが増えてます。

そんな大人(一応...)の問題意識にも十分応える、素晴らしい内容の番組でした。ただ正直なところ、今日の番組内容が徹底敢行されれば、昨今のNHKの報道姿勢は違ってくるんじゃない?、という疑念も残りますが。