dods’ blog - 今と昔のノートブック

今の記録は情報提供。昔の記憶は話題提供。気ままに記します。

4321の謎が解けた、かな?

ポール・オースターの新刊を読んでいる話を以前しました。悲しいかな、土日読書家のためになかなか読み進めません。でも2章を読み終えて、どうやらこの新刊にまつわる謎が解けてきた気がします。

2章までの段階、つまりFerguson君が10代の時点でこの作品のおおよその骨格が分かりました。展開される4つのエピソードを区分すると

  1. Ferguson君の父親が兄弟から縁を切り、つつましい再出発をした家庭の話。
  2. Ferguson君本人が雷に打たれて死んでしまう話(ポール・オースターは過去の作品で何度も友人をサマー・キャンプの最中に落雷で失う話を書いてます)
  3. Ferguson君の父親が兄弟の裏切りにより事故死した話
  4. Ferguson家が順調に発展してゆく話

そして1、2章を読んだところ、エピソードは規則正しく並べられているようです。例えば、1.3でFerguson君の父親は亡くなり、2.3では母親(Roseさん、明らかに今のところ準主演級)とFerguson君との話につながります。

それぞれのエピソードに思春期のFerguson少年の恋愛が展開されて、どれも楽しめるのですが、まだ読んでいない第3章の2ではどう考えてもこの作品の主演級Ferguson君が不在のなか、話はどう展開するのか。

もう一つ、大きな謎は残ります。4話同時進行なのに、なぜタイトルが1234ではなく、4321なのか。ひょっとすると、私のこれまでの分析はまったく頓珍漢なものとであったと結論される恐れも。3章以降を読み進めて解明したいです。

(とは言うものの、米文学方面を生業にしている方々、特にPaul Auster研究家の方はとっくにこの手の謎解きは済んでいるのかもしれませんね。ネタバレ注意ね。)

 

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