dods’ blog - 今と昔のノートブック

今の記録は情報提供。昔の記憶は話題提供。気ままに記します。

1970年前後の騒動を改めて知る必要性

 先週から話題にしているNHKラジオ第1新日曜名作座「アップルソング」。第4回の今日も聴き入ってしまいました。話が佳境に入ると、まるで自分がプロの写真家であるような気分でストーリーに没入していたり。

 

 

もうひとつ、前回辺りからこのドラマのテーマの一つとして加わった「ベトナム戦争」と、同時代の日本の社会情勢が気になります。ドラマでは68年か69年に新宿で起きた反戦運動がストーリーに大きく関わっていました。

それで思い出したのは映画「ノルウェイの森」の冒頭近く、断片的ながら当時の社会情勢とその中心をなす学生運動が描写された場面。村上春樹が作品を出し始めたころ、氏の問題意識としてこの70年前後の社会情勢とそれへの関与が確実にあったと見ます。

村上春樹氏は1949年生まれ。「アップルソング」の小手鞠るい氏生まれたのはその7年後の1956年。やはりほぼ同じ間隔でその後生まれた自分ですが、大学生として過ごした1980年代前半は無風というか、社会をかき乱すパワーなど学生には皆無でした。

基本的にその後30数年間の情勢は全く変化がないと思います。でもそれは日本だけの話で、たとえばお隣の韓国などを見ていると、国を動かすデモの中心には常に学生が関わっている。

最近のSEALDsのように、日本の若者の活躍が皆無とはいえないけれど、そして大いに応援したいものの、大きなうねりとはなっていないのが現状でしょう。

日本の学生の大半が社会の出来事を真正面から見なくなってしまったのは、もしかすると自分が学生としてすごした80年代あたりからではないか、という自責の念をこめて、タイトルの、1970年前後の騒動を改めて知る必要性を提案させてもらいます。