dods’ blog - 今と昔のノートブック

今の記録は情報提供。昔の記憶は話題提供。気ままに記します。

すべては解決されない快感

日本テレビの金曜ロードSHOWでよく放映されるジブリ映画。うちの奥さんが夕飯の準備と片付けの合間によく見ているのでなんとなく知ってましたが、今日はたまたま自分が「千と千尋の神隠し」のラスト30分に見入ってしまいました。

千と千尋の神隠し - Wikipedia

封切された2001年に長男と映画館で観た以来でしたが、その時感じたのと同じく、ストーリー展開のスピード感と、時々出現するグロテスクな描写が相まって、一種独特の心地よさを感じさせる、本当に不思議な映画です。

ところで、前回も薄々感じていたのですが、今日観てやはり思ったのは、この「千と千尋の神隠し」にはスッキリ解決とはいかないエピソードが多いということ。

あそこで大盛り上がりのあのシーンは結局ストーリーにどうつながるのかなとか、あそこで目立ったあのキャラクターは結局ストーリーにどうかかわるのかなとか、因果関係を追及すると不可思議としか思えられないことが多いような気がします。

これはたぶん監督が、意図的に細部を未解決のままに残しているというか、もともと起承転結の完結性には依らないアニメづくりを志向しているからなのでしょうね。

なんでも理路整然と分かった気になることなんて愚だよ、すべては解決されないことの快感を味わってみたまえ君、と宮崎駿氏に言われている気がします。