dods’ blog - 今と昔のノートブック

今の記録は情報提供。昔の記憶は話題提供。気ままに記します。

ふしぎなキリスト教

余裕のある時に気になる本を片っ端から読もうと、夏休みや年末に近所の図書館で貸出制限いっぱいに借り、あれこれ読みます。「気になる本」とは、ちょっと勉強してみたい分野、気になる作者や筆者、話題になった本、タイトルにひかれたもの、等々です。

今回読んで、特筆したくなったのはこの本。

ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)

ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)

 

 読んだ理由は、上の分類のどれにもあてはまるかな、という感じ。「キリスト教」のことをほとんど何も知らないのに、近代社会とか西欧文化の背景と言ったら「キリスト教」でしょう、とか知ったかぶりしている自分を少し戒めるつもりで選んだ次第。

この本はキリスト教だけじゃなく、ユダヤ教イスラム教など世界の主要宗教についても概要というか、その勘所を大変わかりやすく教えてくれます。その意味で、日本や日本人の枠から離れ、世界標準では宗教とは、神とは何なのかを知れる良書です。

橋爪大三郎先生のことは「はじめての構造主義」を読んでからのファンです。この本も当時の自分にすごく納得がいった記憶があります(なぜ構造主義が気になったのかは恥ずかしながら失念)。先生の講演にも出かけた記憶があります(何の講演だったかは恥ずかしながら失念)。

大澤真幸先生のことは、以前の職場で同僚が詳しく、あれこれ聞いてました。3.11後の状況を作家の平野啓一郎氏と対談した記事(神奈川大学評論 第70号 対談 「3・11」以後の日本社会の希望をめぐって)をあの年たまたま読み、強く印象に残っています。

1年半前の夏休み、お二人に宮台真司氏を加えた「おどろきの中国」(講談社現代新書)を読んだのを思い出しました。今は中国のこと分からなきゃ、という動機だったはず。でも橋爪先生の奥さんは中国人の方なんだ、くらいの印象しか残っていません。

その点、「ふしぎなキリスト教」は決して読んで裏切られることはないと言っていいでしょう。時間に余裕のある方はご一読ください。