dods’ blog - 今と昔のノートブック

今の記録は情報提供。昔の記憶は話題提供。気ままに記します。

アボカドはなぜアボガドと言ってしまいたくなるのか

前回の続きと言うか、関連でアボカドの話です。

「アボガド」ではなく「アボカド」だと知ったのはそれほど昔のことではありません。世の中にはまだまだ、アボカドのことを「アボガド」と言う人は多いのではないでしょうか。

言葉は基本的には伝わればいい、と思います。何十年先には、今誤用とされている単語、文法、アクセントが主流になる可能性が大ですし。

出身地では命令形の語尾はすべてエの音(え、け、せ...)止まり。「聞け」「書け」は多分共通語と同じかな。でも「食べれ」「見れ」「早くすれ」等々。無理に共通語に合わせようとすると、「早く走ろ!」とか言って失敗します。

でも密かに、これは活用変化の簡略化という文法規則の変遷過程を先取りしたものと信じています。フランス語とか勉強すると、英語の動詞活用が余りにも少ないことに気づきます。あれと同じようなものだと。

それよりも、なぜ「アボガド」が流通するようになったのか、そっちの方に大いに興味があります。自分なりに、濁音化の仕組みとかあれこれ調べてみましたが、次のサイトが大いに参考になりました。

アボカドとアボガドの違いは?どっちが正しいの? | 流行ニュース速報発信局

アボカドかアボガドかで迷ってしまう理由を、このサイトでは2つあげています。

  1. 日本でアボカドと呼ばれるようになった歴史が浅い
  2. アボガドの方が言いやすい

特に2つめの理由に説得力がありそう。間違いには年配の人間が多いらしく、「往年の名優、ハンフリーボガートの名前が頭に残っているから」と名推理を働かしてます。

f:id:dods:20160827125323p:plain ハンフリー・ボガート(今週のスター)

ところで、私が決定打と思ったのは、このサイトにつけられたコメントの一つで、「アボガドロ定数」との混同を疑う意見。高校時代苦手だった化学の、未だよくわかってないモルの話で出てきたヤツ。

ここからは推理ですが、私達の多くが「アボガドロ定数」について十分な理解と親しみを持っていたとしたら、アボカドが「アボガド」と呼ばれることは少なかったのではないでしょうか。なんだかわからないまま、音だけ記憶された「アボガドロ」が、やはり謎多き舶来品のアボカドと結びついてしまった、とは考えられないでしょうか。