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dods’ blog - 今と昔のノートブック

今の記録は情報提供。昔の記憶は話題提供。気ままに記します。

チームGB

英語 雑記

過去最多のメダル数でリオ・オリンピックを終え、「さあ、次は東京だ」と気合いが入っている日本。今朝の朝刊には「41の輝き」とかいう別刷りも入ってました。

オリンピック期間中は日本に限らず、世界中がオリンピック報道で溢れます。毎度引き合いに出しますが、イギリスBBCのニュースも大抵トップはオリンピック。今日のニュースも日本と同じで、メダリストの帰国を称えてました。

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ところで、上の画面の字幕にもありますが、イギリス選手団のことをチームGBと呼ぶことを、今回初めて知りました。 なんで「チームUK」じゃないのかな?、が素朴な疑問。あれこれ調べると、やっぱりそんな意見もあったようです。

歴史

イギリスオリンピック委員会のマーケティング担当理事、マジェナ・ボグダノヴィッツは、オリンピックイギリス選手団(英: The Great Britain or Northern Ireland Olympic)の公式略称は長たらしいと感じていた。彼女が最初に "Team GB"のコンセプトを思いついたのは1996年から1997年のことで、インタビューで次のように語っている。

「わたしは1996年の試合に行っていて、あの時のロゴはただライオンと輪をあしらったものだったけれど、あの時のわたしたちはそのロゴにふさわしいほど強いブランドではなかった。帰国してから、わたしは長たらしくなくて、チームを感じることのできる何かを求め始めた。色々候補を見て Team GB に辿り着いた」

 改称を求める声

オリンピックイギリス選手団の公式名称は "The Great Britain and Northern Ireland Olympic Team"(訳:グレートブリテン及び北アイルランドオリンピックチーム)である。この略称として、イギリスオリンピック委員会 (BOA) のブランドである "Team GB" を使うことは、イングランドスコットランドウェールズの位置するグレートブリテン島のみを特記していて不適切だとの意見が上がった。BOAの選手選考対象だが、自前の国内オリンピック委員会を持ち合わせていない地域の選手を除外しているようだと批判されたのである。ここで言及される地域とは、北アイルランド、いわゆる王室属領(マン島・ジャージー・ガーンジー)、イギリスの海外領土などを指す。

(中略)結局BOA は愛称を "Team UK" に変更することを拒否したが、これに際して、"Team GB"・"Team UK" のどちらも英国の選手全体を指すには不適切な名称であり、"Team GB" との名称は「IOCコードの GBR と最も符合する効果的な商号だ」と主張した。

Team GB - Wikipedia

いろいろお国の事情があるようですが、戦前の日本のように、G (=Great) に「大日本帝国」とか「大東亜共栄圏」の「大」のニュアンスを込めたい意図があるのか、気になるところです。

余談ですが、教育関係に従事するせいで「チーム学校」の表現を目にする機会が最近増えました。編み出したのはどうやら文部科学省周辺。でもこれは、イギリスの発想とは無縁で(たぶん戦前の日本とも)、苦し紛れのネーミーングのようです。

課題が山積する今の学校からあがる悲鳴の理由は教員不足と知りながら、財務省に対して正面突破できない文科省が、校外からの協力拡充という聞こえのいいフレーズに仕立てて、多少の予算獲得を目指したもの、と見ましたが、厳しすぎるでしょうか。