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dods’ blog - 今と昔のノートブック

今の記録は情報提供。昔の記憶は話題提供。気ままに記します。

分かりやすいものを前に手放しで喜ぶなという教訓

podcast 英語 雑記

休日は家の掃除をしながら、リスニングのトレーニングも兼ねて、米英のラジオ番組をpodcastで集中して聴いてます。ジャンルは読書、芸術、ポップカルチャーなど。でも分かりやすいのは時事ニュースを扱った番組。予備知識に助けられます。ボストンの公共放送局WBUR制作のHere & Nowもその一つです。

先日の放送で、共和党の全国大会でのトランプ候補の最後の演説についてとりあげられていました。

冒頭にその演説のラスト部分が流れます。

We will make America strong again. We will make America proud again. We will make America safe again. And we will make America great again. God bless you, and good night. I love you.

ビックリするほど分かりやすい英語。番組はこのあと、アメリカが今偉大じゃないなら、最後に偉大だったのはいつかと、会場の外で共和党の代議員にインタビューしてました。

1980年代のレーガン政権、経済のよかったクリントン時代、ベトナム戦争以前、1950年代、第2次世界大戦に入った頃、など答えは様々でした。

「アメリカを再び偉大に」は彼の決まり文句で、たびたび聞かれます。それに対してクリントン候補は、別の番組で「アメリカは今でもずっと偉大だ」と反論してました。

老婆心ながら、クリントンさんは、トランプ氏の言葉尻をとらえた反論はあまりしないほうがいいのではと思います。ところで、トランプ演説のわかりやすさについて、こんな記事を見つけました。

それによると、トランプ氏がスピーチで喋っている英語は他のどの候補よりレベルが低く、小学6年生以下。別な調査では4年生レベルとの結果も出たという。過去のほとんどの大統領よりも低レベルの英語を使っているとのこと。

その意味するところは、どうやら聴衆に合わせて意図的に言葉のレベルを変えているということらしい。他の候補者との討論では、批判への反論にアドリブも交えて相当高度なスピーチをしていると言う。

これは仕組まれた分かりやすさ、ということでしょう。確かに、難しい話より分かりやすい話をされたほうが、話す相手への親近感や共感は高まる。でも、相手が戦略的に自分の方へ降りてきていたとしたら、ちょっと待てってくれと言いたくなりませんか?

どうやらトランプ氏は、分かりやすいものを前に手放しで喜んではいけないという教訓を私達に与えてくれているみたいです。