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dods’ blog - 今と昔のノートブック

今の記録は情報提供。昔の記憶は話題提供。気ままに記します。

バツ印はバツではない、のか?  2

先日はEU離脱を問うイギリスの国民投票について、話題にしました。といっても、その是非や今後の行方ではなく、話題の中心は投票用紙にバツ印をつける意思表示の仕方と、その違和感についてでした。

職場で隣に座るドイツ人の同僚(日本生まれ、アメリカで大学、大学院)と少し突っ込んだ話をして、英語圏でのバツ印(X)の用法について、こんな整理ができました。

  1. 答案で間違いにつけるバツ印(これは日本のバツ印と基本的に同じ。ちなみに、正解にマル印をつける習慣は英語圏にはないようです。小学生の花マルとか、ビックリするそうです)
  2. 場所を特定するために手書きで加えるバツ印(たとえば道案内とかで、地図の目的地にバツ印をつけるなど。宝の在処をしらせる地図のバツ印もこの例)
  3. 意思表示のために、選択肢のいずれかに入れるバツ印(基本的に、チェック印(✔)と同様の働き。どうやら国により、バツ印かチェック印かは好みが分かれるようです)

 3の例として同僚は、ホテルのルームサービスのオーダーシートを例として挙げました。ただ、実際調べてみると、シートにはチェックより、注文数を書く例が多いようでした。

2と3の実例で見つけたのは、各国の入出国カードとか税関申告書。たとえば次はアメリカの税関申告書のサンプルですが、一番下に、まさしく2の例、つまりここに署名せよのバツ印が書かれています。

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3の例としては、まず、チェック印を求めるニュージーランドの入国カード。

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次に、バツ印を求めているのはオーストラリアの出国カード。

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イギリスの入国カードには下の通り、選択させるボックスはあるものの、チェック印かバツ印のいずれで記入すべきかの指示はありませんでした。

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バツ印をもとめる国はタイやロシアなど、英語圏以外にもみられるようです。下の例はロシアの税関申告書。英語表記です。

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あと確証はないものの、同僚も語っていたのですが、バツ印が用いられる背景には、それが文字が読めない者にとっても、一番認識しやすい記号だからのようです。ご意見、お待ちします。