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dods’ blog - 今と昔のノートブック

今の記録は情報提供。昔の記憶は話題提供。気ままに記します。

雑誌「中央公論」の記憶

小学生のころ、父親の本棚の前に陣取って、分かりもしないのに小説やら雑誌を見るのに熱中した時期があります。なかでも印象に残っているのは、ある時期定期購読していたのでしょう、「中央公論」なる月刊誌のバックナンバーが本棚の下段を占領していて、それを一冊ずつ取り出してはページをめくったこと。

f:id:dods:20160320213741p:plain  史録書房

確か昭和40年前後のナンバーが揃っていたような気がします。記事の内容については記憶がありません。というか、本当に記事をよんでいたのか、怪しいかぎりです。一応、国会図書館のデータベースで記事のタイトルをたどってみました。

ケネディ大統領暗殺とか、ベトナム戦争とか、あと編集方針なのか時代の影響なのか、社会主義がらみの記事が多いのに感心。でも、読んだ記憶は一切ありません。じゃあ、おまえは何を記憶しているのかと問われれば、ズバリそこに掲載された広告です。

f:id:dods:20160320223141p:plain ニコンカメラの小(古)ネタ

このようなニコンFの広告(イメージです)を始めとして、パーカー万年筆、日産サニーなどなど。今はなき、フェアモントホテルの広告も毎月載っていたと記憶しています。大人が必要なのはこういうモノ、こういう所なんだと田舎の少年が感じていた次第。

もう少し正確な時代考証をしておくと、オイルショック後の昭和40年代後半に小学高学年になっていた私が、高度経済成長真っ只中の10年近く前の雑誌広告を目にして、レトロの雰囲気を感じつつ、その活気とか息吹が大人になろうとする少年に訴えたと言えそうです。

そんな風に、当時の気持ちがよみがえってきたからには、機会を見つけ、大きな図書館にでも出かけ、現物と対面してこようと思っています。