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dods’ blog - 今と昔のノートブック

今の記録は情報提供。昔の記憶は話題提供。気ままに記します。

ナニのwhat

仕事上、英文法をどう説明し、クリアしてもらうか、説明に苦しむことがあります。でもごくまれに、どんな参考書にも書いていないけど、これいいんじゃない? と思える新たな説明法を思いつくこともあります。

最近も、いわゆる関係代名詞のwhatを理解してもらうため、説明に四苦八苦しました。中学生でもwhatが「何/何の」を意味する疑問詞だということはわかってます。

I know what he has.  私は、彼が何をもっているのかを知っている。

でも、次の文では疑問詞としてのwhatでは説明がつかず、何らかの飛躍が必要となります。

I need what he has. ×私は、彼が何を持っているのかを必要とする。
           ○私は、彼が持っているものを必要とする。 

ふつうだと、このwhatはthe thing whichと同じで、「〜するもの(こと)」の意味だと説明することになっていますが、この飛躍が初心者には大きすぎるのです。

そこで考えました。そして気づきました。日本語にもこのwhatはあるじゃないかと。日本語で「それは何だね」とか「何は来ねえか。蜂の野郎は」(浮世床)などと言う場合、このときの「何」は、わからないことを尋ねているのではなく、

・自明なことを言う場合、明示しなくても伝わることがわかる場合
・あえてぼかして言いたいとき(ナニなどと書かれますね)

に使われているのです。それ以降、関係代名詞のwhatという言い方をやめて、ナニのwhatと説明しています。

外国語の勉強では、日本語との違いを認識して、一つひとつ克服してゆくのが王道なのかもしれません。単語なんかはまさにそう。でも、文法なんかは、日本語との共通点を探って、ショートカットしていくのも一つの勉強法ではないでしょうか。