dods’ blog - 今と昔のノートブック

今の記録は情報提供。昔の記憶は話題提供。気ままに記します。

最近、歩くのが遅くなってきたかもと思っていたら

年に一回の健康診断では質問紙が渡され、その項目の一つに「人と比べて歩くのが遅いと思いますか」的な質問があります。職場の定期健診などでご存じの方も多いのではないでしょうか。

 

ずっと、No で通してきた自分なのですが、ここ数年、ひょっとして以前に比べて歩くスピードが遅くなってきたかも...との思いがあります。速く歩こうと思えば歩けないことはない、でも気がつくと歩くペースが前とは違う...

 

そんな中、昨日きいた podcast の一つ、BBC のニュース番組、 Global News Podcast で、歩行速度と老化や知能などの関係をを報じていました。男性レポーターは若い頃から歩くのが遅く、家族にもいつも、バスに遅れるから急いで、などと注意されているとのこと。

 

 

 

割りと呑気な感じのレポートだったので、あまり気に留めなかったのですが、最近の自分の心配も重なって、BBC のサイトで詳しい報道はないか調べたところ、ありました。

 

 

記事を読んでいくと、かなりビックリさせられる内容です。歩行速度が老化だけでなく、知能や老け顔、認知症にまで影響するなんで。気になったのでじっくり読んでみました。ついでに拙訳もつけましたので、ご興味のある方はどうぞ。

 

Slow walking at 45 'a sign of faster ageing'

 (45歳で歩行がゆっくりなのは「高齢化の兆候」)

How fast people walk in their 40s is a sign of how much their brains, as well as their bodies, are ageing, scientists have suggested.

 (40代でどれだけ速く歩けるか、これは身体の老化だけでなく、脳の老化の兆候を示すものだと科学者は示唆しています。)

Using a simple test of gait speed, researchers were able to measure the ageing process.

(歩行速度の簡単なテストを使うことで、研究者は老化のプロセスを測定することができました。)

Not only were slower walkers' bodies ageing more quickly - their faces looked older and they had smaller brains.

(歩くのが遅い人は身体の老化が早いだけでなく、顔が老けて見え、脳の萎縮が大きいという結果が現れました。)

The international team said the findings were an "amazing surprise".

(国際協力チームはこの調査結果を「驚くべき結果」と伝えています。)

Doctors often measure gait speed to gauge overall health, particularly in the over-65s, because it is a good indicator of muscle strength, lung function, balance, spine strength and eyesight.

(医師は、しばしば歩行速度を健康状態全般の目安とします。特に65歳以上の場合は、筋力、肺機能、平衡感覚、脊椎強度、視力の優れた指標となります。)

Slower walking speeds in old age have also been linked to a higher risk of dementia and decline.

 (老年期に歩行速度が遅くなることは認知症や老衰のリスクが高まることにも関連しています。)

'Problem sign'

 (「問題の兆候」)

In this study, of 1,000 people in New Zealand - born in the 1970s and followed to the age of 45 - the walking speed test was used much earlier, on adults in mid-life.

(この研究は1970年代以降に生まれた45歳までのニュージーランド人1,000人を対象に行われました。中年成人に対して行われる歩行速度テストがかなり早期に用いられました。)

The study participants also had physical tests, brain function tests and brain scans, and during their childhood they had had cognitive tests every couple of years.

(研究の対象者は身体検査、脳機能検査、脳スキャンを受け、幼少期には数年ごとに認知検査を受けていました。)

"This study found that a slow walk is a problem sign decades before old age," said Prof Terrie E Moffitt, lead author from King's College London and Duke University in the US.

 (「この研究で遅滞歩行は老齢化に先立って老化問題の兆候を示すことということが分かりました。」と、主執筆者のテリー・E・モフィット教授(キングス・カレッジ・ロンドンおよび米国デューク大学)は述べています。)

Even at the age of 45, there was a wide variation in walking speeds with the fastest moving at over 2m/s at top speed (without running).

(45歳の時点でも、歩行速度には大きなばらつきがあり、最高速度(走行なし)では秒速2mを超えます。)

In general, the slower walkers tended to show signs of "accelerated ageing" with their lungs, teeth and immune systems in worse shape than those who walked faster.

(一般に、歩行の遅い人は速い人よりも肺、歯、免疫系で「老化の加速化」という悪い兆候を示す傾向がありました。)

The more unexpected finding was that brain scans showed the slower walkers were more likely to have older-looking brains too.

(さらに予想外の発見として、脳スキャンが示すところによれば、歩行速度が遅い人ほど、その脳が老化して見える可能性が高いという結果も出ました。)

And the researchers found they were able to predict the walking speed of 45-year-olds using the results of intelligence, language and motor skills tests from when they were three.

(また研究者たちは、3歳の時点での知能、言語、運動能力のテストの結果を用いて、45歳時点での歩行速度を予測できることを発見しました。)

The children who grew up to be the slowest walkers (with a mean gait of 1.2m/s) had, on average, an IQ 12 points lower than those who were the fastest walkers (1.75m/s) 40 years later.

 (子供達の中で、最も遅い部類の歩行者(平均歩行距離が秒速1.2m)として成長した者は、最も速い歩行者(秒速1.75m)よりも平均してIQ が12ポイント下回りました。)

Lifestyle link

 (ライフスタイルリンク)

The international team of researchers, writing in JAMA Network Open, said the differences in health and IQ could be due to lifestyle choices or a reflection of some people having better health at the start of life.

JAMA Network Openで執筆している国際協力研究者チームは、健康とIQの違いはライフスタイルの選択、また、人によっては人生のスタート時点で健康に恵まれていることの反映が考えられると述べました。)

But they suggest there are already signs in early life of who is going to fare better in health terms in later life.

(けれどもチームは、残りの人生で誰がより健康的に暮らせるかは、人生の早い段階ですでに兆候があると指摘しています。)

The researchers said measuring walking speed at a younger age could be a way of testing treatments to slow human ageing.

(研究者達は、若い時点で歩行速度を測定することは、老化を遅らせるための一つの治療法になり得ると言っています。)

A number of treatments, from low-calorie diets to taking the drug metformin, are currently being investigated.

(低カロリーの食事からメトホルミンの服用まで、多くの治療法が現在調査されています。 )

It would also be an early indicator of brain and body health so people can make changes to their lifestyle while still young and healthy, the researchers said.

(さらに歩行速度の測定は、脳と体の健康状態の早期の指標となり、人々がまだ若くて健康なうちにライフスタイルを変えることができるだろうと研究者は述べています。)

 

 

休日出勤帰りの夕暮れ

夕日とか夕暮れの空を見ると、小さい頃からその頃なりに感傷的な気分を味わっていたように記憶しています。確か小学校3、4年頃、季節は忘れましたが、浜辺に沈みゆく夕日を見せられて、大感動した記憶もあります。

 

今日は休日ですが、昨日、健康診断で半日仕事ができず、溜まった仕事を片付けに午後から職場へ。半日仕事をして、いつもより2時間ほど早い5時半ごろに職場を出ました。ちょうど日暮れの頃で、いつもの風景に見慣れぬ色彩が加わって、ちょっと感動。

 

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 2019.10.05 Fujifilm X100F

 

 

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 2019.10.05 Fujifilm X100F

 

 

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 2019.10.05 Fujifilm X100F

 

 

今月の写真

久しぶりに風邪をひいた今月。体調もいまだ全開とは言えず、例えば家の掃除とか始めてもいつものように根気が続かず、すぐ一休みしたくなります。トイレ掃除も同様で、無理な姿勢が続かない。病気をきっかけにもう若くないことを痛感した今月でした。

 

そんなわけで、普段から基本カメラを持って近所を歩くもそれは必ず買物ついでとかなのですが、体調を壊した今月後半はいつも以上に思いつきで計算なし、こだわりなしの写真ばかりを撮っていました。

 

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 2019.09.14 Fujifilm X100F

 

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 2019.09.19 Fujifilm X100F

 

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 2019.09.23 Fujifilm X100F

 

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 2019.09.29 Fujifilm X100F

 

今日なんかも、日中は夏を思わせる蒸し暑さ。もう10月になるというのに、なかなか秋っぽくならない当地の雰囲気が少しは伝わっていれば幸いです。

風邪をひき、自分の脳の仕組みを知る

少ない休みと、重たい仕事が続いたせいか、先週からめったにひかない風邪をひいてしまいました。幸い、代休やら連休やらで比較的安静にしていられたのでだいぶ良くなりました。

 

本当に、熱を出すことなどもめったになく、調子が悪くて寝付けない状態、というのを味わったも久しぶり。後味の悪い体験でした。それともう一つ不快だったのが、夢。なんでこんなに何度も同じ夢、と言うより場面が出てくるんだよ、と我ながら憤慨してました。

 

とるにならない場面です。最近の仕事に関係していて、職員の休暇について、基本当人など調整して申請を入力してゆく、それほど難解な業務ではないはずが、どういうわけだか、ああでもない、こうでもないと画面を見ながら一人考えこんでいる、そんな場面です。

 

思い出したのが、高校のころ、やっぱり何度も同じような夢、というかやはりある場面を繰り返し夢見たこと。確か、自分はノートを開き、たいして得意でもなかった数学の方程式と格闘する場面でした。

 

きっと、当時も今も、こころの奥底ではうまくゆかぬことを憤慨しつつ、それにフタをかぶせて見て見ぬふりしたせいで、夢に出てしまったものと自己分析。あと、時代は違い、片やノート、片やパソコンとツールも違いますが、どちらもデスクワークであることの自分の変わらなさにもビックリ。

 

もう、2年以上前になりますが、このブログで、自分が2,3歳の頃、夜驚症を何度か体験した記事を書きました。

 

幼い頃の怖い思い出 - dods’ blog - 今と昔のノートブック

 

その後、この夜驚症のことをあれこれ調べたら、これになる子もいれば、ならない子もいる、8歳位になると脳の仕組みから出にくくなる、などと説明されていました。

 

どうも自分には、2、3歳の頃の今ではもう内容が思い出せないがものすごく怖く不快だった夢と、高校の頃の方程式と格闘する夢、つい最近の休暇申請で格闘する夢が一連のものの様に思えます。少なくとも意識下で不安感、不快感、困惑のはびこっている辺りが。

 

そこでおぼろげながら気づいたのが、確かに夜驚症が発症することはないかもしれないけど、自分はこれからも、自分の気付かぬストレスをこのような形で教えられるのだなあ、自分はこういう「脳の仕組み」を持っているのだなあ、ということでした。

 

 

休みの取りずらい業界の話と月刊誌から考現学に興味が湧いた話

 土日月の3連休の真ん中。でも我が職場はイベントの関係で、休日返上で火曜日まで働き通しです。その後18日から23日まで休みは続きますが、途中に勤務が入る職員も多く、その休みを取り返すのは実質無理。見返りは1日2,800円程度の手当てのみ。これが悪名高き昨今の教育関係の現場に従事する者の実情です。

 

イベント真っ只中の昨日の土曜日、20日(金)に予定される自分の勤務の代休を、何とかうまく調整してとれました。先週の月曜から連続9日勤務となるところを、1日だけですが休みを割入れ、出勤している職場の皆さんには申し訳ないなあとは思いつつ、そのリフレッシュ感は想像以上でした。

 

この休みで、何かいつも以上のことができたという訳ではありません。いつも週末の2日のどちらかで行う、家の掃除、トイレ掃除、お昼ご飯の買い出しなどをいつものように行っただけです。

 

でもそれができた安堵感が、この日のリフレッシュ感の源のように思えます。もう少し多くの休みと解放感があれば、例えば近所の図書館に寄って何か新しい小説なんかを読むところですが、週末1日の休みでそこまでは望むつもりはありません。図書館ものぞけず終いでした。

 

その代わりと言ってはなんですが、先週末、たまたま見つけて借りた現代思想7月号がことのほか面白かったので、報告します。特集のタイトルは「考現学とはなにか」。今和次郎が打ち立てた考現学のあらましと、考現学の発展型として近接する学問や在野の取組などについて説明された論文は、ほとんどが読みやすく、思わずのめり込んでしまいました。

 

そもそも、毎週末、お昼ご飯の買い出しという指名を帯び、カメラ持参で近所の同じ道を歩きながら何かシャッターチャンスがないかと思考する自分の行動は、ここで何度か参照されている「路上観察学会」の目指すところに近いのでは、とか思った次第。

 

さらに、今急に思い出したのが、大好きな米国の作家、ポール・オースターが何かの短編で描いていた、ニューヨークの街角の決まったシーンを十年以上も毎日写真に撮り続けた話。これもまさに路上観察です。明日も仕事なので詳細を調べるのは後日にしますが、考現学は自分にとっても馴染みやすい学問のような気がしてなりません。